杉錦 エドノハルザケ 2025BY
自然発酵が描いた、今年だけの表情
2026年2月24日発売。
今年のエドノハルザケは、例年以上に明確な個性をまとって仕上がりました。
今年の香りと味わい
グラスに注ぐと、まず立ち上がるのはメロンを思わせる吟醸香。
その奥に、どぶろく様の自然発酵由来のニュアンスがほのかに重なります。
口に含むと微発泡の爽快感。
生酛仕込み由来の厚みある旨味に、白麹のクエン酸が加わり、甘味と酸味が立体的に広がります。
アルコール度数は14〜15%。やや低めの設計により、軽快で飲み進めやすい酒質です。
にごりを取る際のメッシュにも工夫を施し、ざらつきを抑えながらも旨味は残しました。
例年との決定的な違い
酵母無添加で現れた変化
本商品は毎年酵母無添加で仕込んでいます。
例年は協会701号由来の穏やかな発酵が主となり、泡はほとんど立ちませんでした。
しかし今年は醪にしっかりと泡が立ち、華やかなメロン香が顕著に現れました。
酵母無添加でありながら、HD-1系統を思わせる酒質となったのは弊社で初めてのことです。
発酵設計の変更
今年は醪序盤の発酵を抑え、糖化を優勢にする設計へ変更しました。
その結果、酵母のコハク酸生成が増加。一方で白麹由来のクエン酸はやや控えめに。
コハク酸は旨味を伴う酸、
クエン酸は爽やかな酸。
このバランス調整により、例年よりも丸みのある酸味構成となりました。
瓶詰工程の変更が生んだ微発泡
従来は
加水 → 一晩静置 → 1日瓶詰め → 翌日火入れ。
今年は
加水後すぐに2日かけて瓶詰め → 翌日火入れ。
この工程差により、瓶内で酵母がより活発に働き、発泡感が増しました。
同時に、どぶろく様の香りが生まれています。
設計と工程のわずかな違いが、酒質に明確な変化をもたらしました。
スペック
- 販売日:2026年2月24日
- 1,800mL:3,520円(税込)
- 720mL:1,760円(税込)
- 日本酒度:-1.9
- 酸度:2.3
- アミノ酸度:1.2
- 原料米:出羽の里(73%)、令和誉富士(27%)
- 精米歩合:70%
- 酛立て:生酛
- 推奨温度:冷酒
酸に注目して楽しむ
日本酒には約40種類の酸が含まれ、そのうちコハク酸・乳酸・リンゴ酸が大部分を占めます。
エドノハルザケは白麹を途中投入する製法により、酸の構成比が一般的な清酒とは異なります。
リンゴ、レモン、ヨーグルトなどを思い浮かべながら、
酸の違いに意識を向けて味わってみてください。
同じ酵母無添加でも、
発酵設計と工程の差がここまで表情を変える。
今年だけのエドノハルザケを、ぜひ体験してください。











