誉富士/山廃純米  --- 誉富士/山廃純米 ---

 静岡県農業試験場が開発・育成した、静岡生まれの酒米【誉富士ほまれふじ】を使用し、精米歩合90%と低精白の米を使用し、山廃酒母で純米酒を仕込みました。

 純米の旨味を含んだ穏やかな香りが優しく広がり、程よく効いた酸が味わいに深みと幅を感じさせます。

 酸味を効かす事で雑味があまり目立たず、熟成してからも高精白米の酒にはない、味わい深い風味になるように造りました。

日本酒度・・・・+7
酸度・・・・・・・・1.9
アルコール度・15.6%
原料米・・・・・・
   掛米/静岡県産 誉富士 90%精米
   麹米・酒母米/
       静岡県産 ひとめぼれ 70%精米

使用酵母・・・・協会7号
酒母・・・・・・・・山廃もと
火入れ・・・・・・一回(瓶火入れ)
     活性炭無使用

小売価格・税込み
1,800ml : 2,310円
  720ml : 1,155円




 【誉富士
ほまれふじは吟醸酒の産地として認知されてきた静岡県に、独自の酒米が欲しいという事で、静岡県の農業試験場が新たに開発した酒米です。山田錦を原種としてガンマ線照射による突然変異株を選抜する方式で、1998年に10万株の中から約500株を選抜させ、2000年から2003年にかけて丈が短く栽培特性に優れ、粒が大きく心白が多く発現する山田錦と似た特性を持つ株の選択を繰り返し1系統に絞り込んだ品種です。

 杉井酒造ではすでに吟醸酒は山田錦を使用しているので、精米90%で山廃純米酒を仕込みました。 精米90%というと、現在では奇異な感じがしますが、大正時代ころまでは普通の酒によく使われていたようです。普通の酒といっても当時の主流は山廃か生もと仕込みの純米酒で酵母添加は行わず、酒母造りからモロミまで全て木桶なので、現代の普通の酒とは全く違います。当時と全く同じ事はできないのですが、その時代の日本酒には現代の酒が忘れてしまった味わいがあるのではないかと考え造ってみました。

 酒母用の米と麹米は、本醸造で使い慣れてる精米70%の「ひとめぼれ」を使用ました。協会7号酵母を用い、最高13度程度の低温経過で30日間の醗酵でした。

 酸度が原酒で2.5程度と高いのが特徴で、味に締まりがあります。雑味は思った程なく、割り水後は爽やかな印象です。活性炭は全く使用せず、一回火入れで壜詰しました。
 夏も室温の蔵で越させる様に計画しています。山廃仕込みの酒は酸が多く、以外と老香が出るのが遅く、秋には熟成による独特のコクがでるのではないかと思います。但し、着色は進むと思われます。一年以上経つとオリの発生のリスクもありますが、以外と発生まで時間がかかるようです。


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