ダンチュウ掲載
２月６日発売の雑誌ダンチュウ３月号の日本酒特集「原点回帰の酒 生酛特集」号に「杉錦 自然栽培米 生酛」が紹介されました。
“安定のベテラン組によるやさしい生酛”という見出しで 天穏、麓井、杉錦 が並んで紹介されています。ダンチュウに取り上げで頂くのは２００４年に 玉栄山廃純米を大きく取り上げて頂いてから何回かあるのですが、久しぶりです。内容を見て改めて近年の日本酒業界の 活発な活動、変容には驚かされました。
今回紹介して頂いた「杉錦 自然栽培米 生酛」は自然栽培農家を支援する焼津市の(株)アオシマシステムエンジニアリングの会長様から製造を依頼されて、昨年より製造を始めた酒です。アオシマシステムエンジニアリングのＰＢブランド「穂の穂」としての販売が主ですが、杉井酒造の販売チャネルでも平行して販売をしています。
自然栽培は農薬は勿論、有機肥料も与えずに自然の栄養分だけで育てる特殊な栽培法です。作物は厳しい条件のもとで自然の生命力を発揮して力強く成長し、窒素成分を抑えるため味もよく、環境にやさしい農法ですが、反収は少なくなり価格は高くなります。この米を飯米と同じ９０％精米とし、酵母無添加の生酛で造りました。荒々しい印象の製法ですが強いクセ等は無く“やさしい”味わいの辛口純米酒です。詳しくは杉井酒造ＨＰ新着情報に掲載の「2020.12.23 自然栽培米の酒 発売」もご覧ください。
原料米 自然栽培米 こしひかり90％精米
日本酒度 ＋７ 酸度 １．７ アルコール１４．４％
希望小売価格（１０％税込） 0.72㍑ ２、２００円 １．８㍑ ４，４００円
同じ号で「酒蔵の料理酒＆みりんで食卓をグレードアップ！」という企画があり「純米本味醂 飛鳥山」が紹介されます。味醂は本来 もち米・米麹・本格焼酎（米焼酎）で造られていましたが、現代では本格焼酎の代わりに醸造アルコールを使い水飴やブドウ糖で増量したものが主流です。
純米本味醂飛鳥山はもち米・米麹・本格焼酎だけを原料として造っています。天然素材だけを原料にして造った味醂は艶やかで品のある甘味があり嫌味がありません。そのまま味わってもおいしいのでデザート酒やカクテルのベースとして使えます。バニラアイスやカステラにかけてもおいしくなります。もちろんお料理の甘味つけに使えば一層おいしくなります。この機会にぜひお試しください。
希望小売価格（１０％税込） ０．５㍑ ９９０円 ０．７２㍑ １，３２０円 １．８㍑ ２，６４０円
