ブログ

エドノアキザケ 発売中です。

 今年も白麹を使った酵母無添加山廃「エドノアキザケ」を秋から冬の酒として発売しています。

今造りでは誉富士が希望量入荷できなかったので原料米は玉栄の70%精米です。誉富士よりコクのある味わいです。

 

 江戸時代のお酒は当時の製造環境のせいで酸度が現代の酒より2~3倍くらい高かった事が、明治時代の酒の分析結果から知られています。当時は環境から侵入する乳酸菌の働きで自然に酸が多い酒ができていました。現代の酒造環境では当時の様なすっぱい酒ができないので、白麹の生産するクエン酸によって酸度を高くしたのが「エドノアキザケ」です。白麹は九州の焼酎の製造に使われる麹菌で、清酒に使う黄麹菌とは麹の造り方が大分異なります。

 

麹の四割弱程をクエン酸を生産する白麹にして酸度を高くしてあります。江戸時代の造りと同じように純粋培養酵母は添加せずに酒母を育てました。昨年より日本酒度-0.4と少し甘目で酸度は3.0と高め、アミノ酸は1.1と少な目です。アルコ―ルは14.2%と少し軽くして

あります。昨年より少し甘口という事になりますが、全体としてのイメ―ジは酸がありしっかりとした味わいです。

ビン詰め後室温で夏を越して熟成も程よく進んで、とてもまろやかな味わいです。

秋のお酒として冷やしても、燗酒でも楽しめます。脂ののったサンマやブリの照り焼きなどと合わせてお召し上がりください。

 

  玉栄70%精米  酵母無添加 山廃仕込

 アルコール度 14.2%  日本酒度 -0.4  酸度 3.0  アミノ酸 1.1  一回火入 活性炭無使用

 希望小売価格 2,970(10%税込み)1,485円/0.72ℓ

エドノアキザケ写真202009WEB用

投稿日時:2022年10月8日(土)│
ENTRY
ARCHIVE