全国新酒鑑評会
2017年の全国新酒鑑評会で入賞しました。静岡県は金賞が5場とまずまずの成績でした。
全国に出品した酒は県の鑑評会で第一位県知事賞を頂いた酒とほとんど同じ酒で、HD-1酵母を使った精米40%の純米大吟醸です。
全国鑑評会の金賞を狙うなら、M301などのカプロン酸エチル高生産酵母を使った本醸造規格の酒が有利なのはわかっていますが、静岡酵母を使った”純米酒”で臨んでいます。
今年の酒は麹の出来上がりが理想的ではありませんでしたし、酸が1.7も出たので会心の酒ができたとは思っていなかったのですが、本当に思いがけず県知事賞を頂く事ができました。
県の鑑評会の審査員のみなさんが良い点を付けてくださったので、全国でも良い点ををもらえるかとの期待もありましたが、金賞には届きませんでした。
純米らしくしっかりした味わいの酒で、個人的には本醸造規格の酒より盃がすすむおいしい酒だと感じています。
開運 英君 など静岡酵母で金賞を受賞する蔵が増えているようですので、これからもチャレンジしたいと思います。