IWC London インターナショナル ワイン チャレンジ
ロンドンで開催された インターナショナル ワイン チャレンジ の日本酒部門に出品した 杉錦の「天保十三年」と「菩提酛」が”COMMENDED”のメダルを獲得しました。
インターナショナル ワイン チャレンジ の日本酒部門では外国人のワインの専門家が半数と日本人の審査員が半数で審査されるようです。授与されるメダルは ゴールド、シルバー、ブロンズ、 最後が”COMMENDED”で日本語で言えば”推奨品”くらいの意味でしょうか。
”COMMENDED”のメダルをもらってもそれほど自慢にはならないのですが、メダルが取れて「とてもよかった!」と思っています。
今回は出品したのは「天保十三年」「菩提酛」そして「八十八」と杉錦のなかでも特に、”へそ曲がり”の酒ばかりです。飲んで頂いていた事がある方はご承知のとうり現代の平均的な日本酒の味わいの枠から敢えて飛び出した設計をした酒ばかりです。
吟醸酒的な評価をすれば良い点がもらえるはずの無い酒ばかりです。ですから最初からメダルの獲得は全く期待していませんでした。
ただ外国人の審査員のみなさんに「こんな酒もあります。」という事を知って頂く機会になればと思って出品しました。また審査の後で開催される「デスカバリー・テイスティング・オントレード」で同じく業者の方に日本にはいろいろな酒がありますと目にふれる機会になればと思って出品しました。
ですから「天保十三年」「菩提酛」のようなタイプの酒が”COMMENDED”になっただけで、大いに手ごたえを感じています。このタイプの酒の良さがわかる人がいるのだと思います。個人的には「八十八」だって辛口のシェリーみたいな雰囲気があっていいと思っています。
ちなみに「天保十三年」はオーストラリアの”BLACK MARKET SAKE”経由で現地の洋食レストランで使われている実績があります。
すぐに実績には結びつかないかもしれませんが、このタイプの酒を出品していきたいと思います。
BLACK MARKET SAKE http://www.blackmarketsake.com/sugii-selection