新酒(きんの介)搾りました。
11月6日に今年の仕込み1本目め2本目の生酛純米酒の搾りを始めました。原酒は例年と同じく瓶燗火入れして「きんの介として17日より発売いたします。 割水版は「初搾り」として27日頃発売予定です。
前回書いたように、モロミは野生酵母の侵入無くが、泡も酸度も高くならず順調なモロミ経過でした。舟搾りの原酒をビン火入れで出荷します。
瓶火入れは蛇管の火入れとくらべて酒が接する面(瓶の内面)の温度が少し低いせいか酒が軟らかくコゲ臭的な香りが出にくいように感じます。
麹ハナを感じる新酒らしい風味です。アルコールが高くしっかりした濃い味ですが、クセのない旨味、丸味を感じる落ち着いた味わいです。
原酒の濃い味わいのお好きな方ははそのまま良いかと思いますが、個人的には一割ほど割水すると軟らかくなりますので薄めるのが呑みやすいかと思います。