Sake Bar Brussels
パリで開催されたサロン ド サケに参加したついでに少し足を伸ばしてブリュッセルのサケ バー ブリュッセル を訪ねてきました。
サケ バー ブリュッセルは静岡市の(株)ライズワンさんが２０１８年１１月に開いた日本食レストランです。もともとヨーロッパへ機械の輸出入をしていらしたのですが、ベルギーチョコレートの輸入を手掛ける事になり、さらにヨーロッパマーケットでの日本酒の可能性を感じて新規事業として立ち上げられたお店です。
現地社長の 西田さおり さんは国内外で複数の外資系企業で働かれた後、スイスでMBAを取り縁あってお店を任される事になったそうです。
お店には日本人料理長がいて日本食を提供する他、日本酒バーとして日本酒の啓蒙、情報発信をしています。西田さんはお店を任されるにあたって[利き酒師」を取得されています。静岡の会社が始めたお店なのでお酒の七割は静岡酒です。
私の伺った日はお店の奥で６名のお客様を対象に日本酒セミナーがありました。お酒６品目とオードブル各種、最後に”おいなりさん”とトン汁がついて確か５５ユーロだったと思います。日本円で六千数百円くらいです。
きき酒をしながらデイスプレイに西田さん手作りの資料を見せながら清酒の説明をしたのですが、内容は本格的なものでお客さんはとってもしっかり聞いていらっしゃいました。
オードブルとして出されたお料理は全く和風のもので、みなさんきれいに召し上がっていました。お客様はみなさんお酒や日本食にたいする知的好奇心が旺盛なかたのようでした。
開店からもう少しで一年になりますが、現地の影響力の高い食の紹介本（写真）に取り上げられた事がきっかけでお客様が増え、地元の星つきレストランとのコラボ企画も進行中で今後が楽しみです。日本酒の認知度が少しずつですが確実に上がってきている事が実感できました。
