もちもち飛鳥山
熟成した純米みりんモロミを搾らずにそのまま瓶詰めしたものを 「もちもち飛鳥山」の商品名で発売しています。
以前みりんのモロミを見学したイタリアンのシェフの方からこってりした甘味と食感がおもしろいので、食材として出荷できないかと要望があり、瓶詰めしてみました。酒税法上、味醂は“モロミを濾したもの”との制約がある為モロミは酒税法上の「リキュール」として出荷します。その為1.8㍑あたりの酒税が味醂では36円程度なのに比べ252円と高くなっています。
もち米由来の自然な甘味に米焼酎由来の辛味があります。デザート的なお料理に添えるとその辛味がアクセントになります。中華料理の食材に「ちゅうにゃん」というもち米を糖化したものがありますが、同じようにお料理の甘味つけに使えます。原料はもち米・米麹・米焼酎だけで添加物が無いのが特徴です。保存料も使っていません。今まで世に出ていない食材ですが、お料理をする人により多様なレシピの可能性があると思います。
「もちもち飛鳥山」はアルコール14%を含む酒税法上のリキュールですので、消費税は酒類の10%の税率が適用されます。お酒ですのでお子様、妊娠中の方の大量摂取は控えてください。また食後の運転は飲酒運転となる可能性があります。大量に摂取するものではありませんが、留意して頂く必要があります。
14%のアルコールと40%以上の糖分を含みますので、常温で長期に保管してもバクテリアの繁殖による酸敗のリスクはありません。しかし搾った味醂と同じように一年以上経過すると少しずつ茶色に変化して老酒様の香りが出てきます 糖化酵素が残存しているので、酵素反応による米の液化と糖分濃度の上昇が少しずつ進んでいきます。賞味期限の設定はしませんでしたが、出荷後一年くらいたつと色がやや黄色になると思います。冷蔵すれば変化のペースはぐんと遅くなります。
純米リキュール もちもち飛鳥山
原材料 もち米・米麹・本格焼酎
アルコール 14%
希望小売価格(税込み10%)
1,540円/450ml
660円/150ml