2020BYの酒造りを始めました
9月3日に最初の生酛を冷蔵庫の中で立て、酒造りを始めました。今年はコロナの影響があり仕込本数は減らしますが、年末に例年と同じく新酒の「きんの介」、「にごり酒」等を投入するために仕込は例年と同じくこの時期に始めました。
お酒を使って頂いている飲食店さんたちが営業を制限される状況下で酒蔵も影響は大きく受けています。杉井酒造の場合30年くらい前までは、地元の方が晩酌で家飲みしてくださる部分が大きかったと思いますが、近年は酒屋さんから飲食店へ納品されて、そこで飲んで頂く部分が大きくなっていたようです。
特別なコロナ対策はしていないのですが、新しい試みとして「醸造協会のNO28」というリンゴ酸を造る酵母を試してみます。他に「自然栽培米」という有機肥料も与えずに育てた有機米の低精白米の酒を仕込ます。
あとは例年の同じく基本的な部分でしっかりした酒造りに取り組みたいと思います。また昨年と同じく生酛、山廃酒母での亜硝酸反応の出る条件についても諸条件をよく検討してみたいと考えています。