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KURA MASTER プラチナ賞受賞

 今年もパリで開催された日本酒審査会 KURA MASTER純米部門で「杉錦 菩提酛」がプラチナ賞、「天保十三年」が金賞を受賞しました。    KURA MASTERは審査員が全てフランス人を主とする外国人というユニークな審査会で、日本酒が和食レストランだけでなく、世界の食卓に広く受け入れられるようになるために重要な審査会だと思います。杉錦が受賞した「純米部門」は精米歩合50%代の純米吟醸タイプの酒と、天保十三年のような低精米の熟成タイプが一緒に審査されます。日本の審査会ではこのような場面では吟醸タイプの酒が圧倒的に有利なように思いますが、KURA MASTER では山廃の熟成タイプも評価されて多く入賞しています。この辺がワインの伝統が有り、食文化の熟成したフランスならではの現象だと思います。この度入賞した二点の酒はどちらも個性的な味わいと言えますが、受賞を機会に多くの方に飲んで頂きたいと思います。

杉錦 山廃純米 天保十三年   純米部門 金賞
酸味が強く、熟成感のある濃淳タイプの酒です。プラチナ賞2回、金賞一回と三年連続で上位入賞していますので、フランス人はこの酒とマリア―ジュする料理が思い浮かぶのだと思います。この酒の設計をした時は、酸があり、甘味の少ない赤ワインの味わいが念頭にありました。審査は14℃、ワイングラスでおこなったそうです。山廃熟成酒は日本ではお燗の酒というイメージですが冷やしてもおいしいです。甘しょっぱい魚の煮つけや豚の角煮、焼き鳥ならタレのレバーなど合うと思います。

1. 8㍑2,420円 0.72㍑1,210円(税込)

杉錦 菩提酛純米  純米部門 プラチナ賞
 こちらも酸のあるタイプですが精米70%の酒米、誉富士を使っていて口あたりは軟らかいです。熟度もそれほど進んでいないので天保より飲みやすいとも言えます。ヨーグルトの様なクセはありません。口中でまろやかな甘味を感じますが、酸が   ある為くどく感じません。繊細な日本食にも合わせやすいです。野菜や白身魚のてんぷら、ポン酢で頂く鍋物など合うと思います

1.8㍑2,750円 0.72㍑1,375円(税込)

天保十三年写真2017web菩提もと純米

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿日時:2020年9月18日(金)│
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