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エドノアキザケ 発売

 昨年、テスト販売しました白麹を使った酵母無添加の山廃仕込み「エドノアキザケ」が好評でしたので、今年は仕込を大きくして広くご案内する事にいたしました。

  江戸時代のお酒は当時の製造環境のせいで酸度が現代の酒より2~3倍くらい高かった事が、明治時代の酒の分析結果から知られています。当時は環境から侵入する乳酸菌の働きで自然と酸が多い酒ができていました。現代の酒造環境では当時の様なすっぱい酒ができないので、白麹の生産するクエン酸によって酸度を高くしたのが「エドノアキザケ」です。白麹は九州の焼酎の製造に使われる麹菌で、清酒に使う黄麹菌とは麹の造り方が大分異なるので、試行錯誤しながらの製造でした。

 

 麹の半分程をクエン酸を生産する白麹にして酸度を高くしてあります。江戸時代の造りと同じように純粋培養酵母は添加せずに酒母を育てました。昨年より日本酒度+1.3と少し甘目で、酸度は2.5、アミノ酸は1.4と少な目です。アルコ―ルは14.5%と少し軽くしてあります。昨年より少し甘口という事になりますが、全体としてのイメ―ジは昨年より少し軽く、味わいのバランスはとても良いと思います。

 ビン詰め後室温で夏を越して熟成も程よく進んで、とてもまろやかな感じです。秋のお酒として冷やしても、燗酒でも楽しめます。脂ののったサンマと合うと思います。

     

         エドノアキザケ     エドノアキザケ写真202009

            9月1日発売

           誉富士 70%精米

     酵母無添加 山廃仕込み

     アルコール分 14.5%

       日本酒度 +1.3 酸度 2.5

      アミノ酸度 1.4

      一回火入れ 瓶貯蔵

       希望小売価格(税込み)

       2、860円/1.8㍑

       1、430円/0.72㍑

 

 

 

 

                           

 

 

 

投稿日時:2021年8月31日(火)│
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