金魚平杯つくりました
写真のような杉錦オリジナルデザインの平杯を作りました。 販売もいたします。
“盃”の形状はお酒を一番おいしく飲めるように経験的に進化して定まったと考えられます。古来、日本酒の“盃”は大小の差はありますが“平杯”が使われてきました。明治時代頃までの日本酒は現代と比べ3~4倍も酸度が高く、辛口で熟成した味わいは平盃からそっと舌の上に流し込むのが一番おいしく味わえたのだと思います。 戦後、日本酒が甘くなり酸はどんどん少なくなり、高精白のいわゆる飲みやすい酒質に変わると“平盃”である必要はなくなり、燗酒を飲むのも“ぐいのみ”になって平盃は自然に姿を消してしまったようです。吟醸酒のように冷やして吟醸香を楽しむ酒ではワイングラスが使われるようになりました。
高精白タイプではない、酸味があって熟成した野趣に富んだ味わいの酒は“平盃”を使うと一層おいしく感じます。昔の人も同じ事を感じていたはずです。杉錦の酒では「天保十三年」「玉栄」「八十八」のような味わいのお酒はぜひ“平盃”で味わってみてください。
直径 76mm 高さ32mm 10個/1ケース(バラ売りいたします。)
希望小売価格 税込500円
投稿日時:2015年7月29日(水)│商品情報