生酛純米原酒 きんの介 2015BY発売
今年の「きんの介」が発売になりました。今年は例年より半月遅れの発売です。
毎年、その年の一番最初の仕込に杜氏の名前を冠して「きんの介」として発売しています。自分の名前をつけるのは気恥ずかしいのですが、初めて蔵元として杜氏を務める事になった年に、得意先の酒屋さんからご提案を頂いて杜氏の名前をつけています。
その年の一番最初の仕込というのは10月で気温が高いし、手始めなので通常高級な酒は仕込みません。「きんの介」は精米70%、麹は「誉富士」ですが掛米は「あいちのかおり」という一般米です。
そのかわり仕込はじめはそんなに忙しくないので、米洗いなど少量ずつ丁寧に造っています。
特徴を出すために「生酛」「純米」「中取り」「原酒」というスペックを採用しています。
今年のモロミは先に書いたように「野生酵母」が入ったようで醗酵がゆっくりだったのですが、時間がかかりましたが最終的には+8 アルコール19.2%まで醗酵しました酸度は高めで2.6でした。
辛口の純米酒です。ヨーグルト的な香りなど特にクセはありません。アルコール19.2%はかなり高いので、目分量で2割くらい割水して飲むのがお勧めです。