静岡地酒研究会20周年記念酒 生原酒版 限定発売しました。
「静岡地酒研究会20周年記念酒」として造らせて頂いた酒をまずは生原酒で限定発売しました。割水火入れ版は来年の発売予定です。
出来上がった酒は原酒の成分で日本酒度+8.5 酸度1.9 の辛口酒です。アルコールは18.3%です。今年は酒米が溶けないとの前評判ですが、若めの麹を使った事もあり粕歩合は42%になり生酛で高めの酸度という事を除けば静岡的な酒造りになったと思います。.
+8.5で酸が1.9あるので原酒でやや渋い印象ですが生酒は時間が経つと甘くなってくるので、それからのほうが呑みやすく感じるかもしれません。
生酛で立てたモロミとしては、前半に米が溶けないのが予想外だったのですが、誉富士らしく後半少しずつ溶けて糖分が供給されアルコールの生成が進み+8.5、アルコールは18.3%まで進み終盤の醗酵が強い生酛らしい経過だったと思います。
生酒版のレッテルは、洗練されてしゃれたデザインが多い現代の日本酒のなかでは、素朴で手り作り感と温かみのあるものだと思いますが、10月2日の静岡地酒研究会の「酛すり」会にご参加頂いたみなさんの寄せ書きをベース使って会員の山中さんにデザインして頂いたものです。
12月23日(金)祭日に藤枝駅南のラぺさんで開催される静岡地酒研究会の中でお披露目の機会がありますので、ぜひご来場ください。
http://suginishiki.com/product-list/p-category/limited